明誠学院高等学校 *
*
* 学校紹介へ * 受験生の皆様へ * スクールライフへ * トップページへ *
*
*
*
* *
*

平成17年7月4日(月)〜12日(金)



記録者 工藤 賀寿利

 
期末考査の苦しさも何のその、いよいよヨーロッパ研修に出発です。岡山駅で出発式をしていただき、保護者の方々、校長先生をはじめ、先生方に見送られ関西国際空港に向かいます。新大阪で「はるか」に乗り換え、関西国際空港へ。雨もあがったものの蒸し暑い天気。期待で膨らんだスーツケースに引っ張られるように出国手続きを行い搭乗ゲートへ。いよいよ離陸、12時間に及ぶ長いフライトの始まりです。しっかり寝て体力を……。しかし、「エコノミー症候群」対策でみんなウロウロ、キョロキョロ。目が覚めたら、もうフランスだ…。
 シャルル・ド・ゴール空港到着。…ジャージ姿もチラチラ見えるがよしとしよう。入国手続きも無事に終わり、バスで市内を通り今日宿泊のホテルに。長い長い一日の終了です。おつかれさま……。

 本格的な研修の始まりです。今日はパリ市内を観光。凱旋門やエッフェル塔ではその歴史と技術を学び、パリゼンヌたちの行き交うシャンゼリゼではフランスの文化を肌で感じました。本場のパンやケーキに感動し、テーブルマナーに悪戦苦闘しながらも、ひとつずつ自分の中に吸収します。
 午後からはヴェルサイユ宮殿に向かいました。ルイ14世が造築し、ルイ15世とマリー・アントワネットによって完成された宮殿です。荘厳でかつ華麗な、バロック様式の建築で礼拝堂やオペラ劇場を備えており、芸術の都パリを象徴的に語る建物です。内装から芸術品、部屋、その全てが今も見る者の目を楽しませてくれます。宮殿建設の背景や歴史は授業で習っているところもあり、知識と実物が繋がる喜びを感じました。明日はいよいよルーブル美術館に行き、ドイツへと旅立ちます!

 今日はルーブル美術館。いよいよ「モナリザ」と対面できる日が来ました。はやる気持ちを抑えながら、ゆっくりと見学していきます。ミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど、実物が目の前にある驚きと感動。そして、いよいよモナリザ。防弾ガラスに守られ離れた所から見るモナリザは、思ったよりも小さくてビックリ。出口までの順路に、「群衆を導く自由の女神」が普通に置かれていたりして…、ルーブル恐るべし。
 午後からいよいよ二カ国目のドイツに向かいます。EUのおかげで出国手続きも簡単にでき、飛行機に乗り込みました…、が、一時間経っても離陸どころか動く気配なし。「?」と感じていたらアナウンスで、「ストライキのため離陸の目処が立ちません。出発ロビーでお待ちください(英語)」英語を理解できたかどうか不明のまま、全員ロビーにて待つことに。多分2時間くらいかなと甘い予測は打ち砕かれ、7時間も待つことになりました。サンドウィッチを食べたり色々なSHOPをめぐり、スペインの陽気なお兄さんたちに笑いをもらい、気付いたら21時をまわっていました。添乗員の方のおかげで、翌日のフライトも予約でき、もう一泊フランスにすることになりました。きれいな夕焼けを見ながら一路ホテルへ。ヒルトンに泊まれる喜びと、明日7時のフライトのため4時起きという現実と。時計は7日になりそうでした…。

 4時のモーニングコールに飛び起き、再度空港へ向かいます。今日は無事に離陸し、ミュンヘンに到着しました。あいにくの小雨でしたが、ロマンチック街道を北上し、バイエルン国王ルートヴィッヒ2世が残したノイシュバンシュタイン城に行きました。バイエルン国王ルートヴィッヒ2世が心酔していたワーグナーのオペラに登場する騎士の城を再現しようと、贅を尽くして建てられた神秘的でメルヘンチックな城。外観の美しさから、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにもなった城。まずは、ベラートの渓谷にかかるマリエン吊り橋から撮影しました。そして城内に向かいます。外観の美しさに負けず劣らず城の内部はまさに博物館。各部屋の壁や天井には、ワーグナーの楽劇の場面が見事に描かれており、調度品も実に素晴らしいものでしたが、残念ながら城の中は撮影禁止。しっかり目に焼き付けました。
 帰りはバスではなく馬車に乗って下りていきます。乗り場のみやげ物屋に気をとられているうちに馬車は出発…。悔しいから坂道を急いで下り、先回りして馬車を出迎えました。乗りたかったけど…さわるだけさわっちゃおう。 前日の飛行機ストライキの影響で予定よりもドイツ滞在が短くなりました。明日はアウトバーンを東に向かい、オーストリア:ザルツブルグに行きます。ミュンヘン地方の名物「ウィンナー・シュニッツェル」の美味しさと、短かったドイツの文化を噛みしめ、しっかり疲れをとるためいつもよりも早く眠りにつきました。
 
ザルツブルグ(=塩の城)は、紀元前1000年頃から塩の採掘が行われ、その塩によって栄えた都市。そのため、街のいたるところに『塩』が売られています。街のシンボル、ホーエンザルツブルグ城塞の下、旧市街の中心にあるザルツブルグ大聖堂(ドーム)が目を引きます。 まずは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」でドレミの歌のシーンにもあったミラベル庭園に。映画と同じ風景に心奪われていたらドレミの歌が聞こえる…。生徒が本当に歌っていました。
 ザルツブルグはモーツァルトが生まれた音楽の町でもあります。旧市街のゲトライデ通りには、一軒一軒のお店に可愛い看板が飾られていました。一目でわかる看板は、この街の文化だなと感心しました。
 モーツァルトの生家には、自筆の楽譜などがあり、その当時の生活の様子や苦悩といったものが感じ取れました。モーツァルトはここで生まれ育つものの、若くしてこのザルツブルグを捨ててウィーンに移り住みます。彼に何があったのか、何を思い曲作りしていたのか。更なる興味関心がわきました。

 
今日は「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台にもなったザルツカンマーグートを通り、音楽の都ウィーンに向かいます。ザルツカンマーグートは、ザルツブルグの近郊にある、2000m級の美しい山々に囲まれた風光明媚な湖水地帯。元々は、岩塩を採掘する御料地だったところ。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭のシーンや、結婚式が撮影されたシュティフト・プファール教会も、ザルツカンマーグートの湖のひとつ、モント湖畔にあります。また、モーツァルトの母、アンナ・マリアは、ザンクト・ヴォルフガング湖畔のザンクト・ギルゲンで生まれています。
 まず、モントセー(モント湖)の湖畔にある、ハウシュタットという街に行きます。山を切り開いてできたこの街で、歴史と自然を楽しみました。そして、シュティフト・プファール教会にいき、内装のすばらしさと、映画で見た光景に感動しました。また、実際に結婚式も行われていて、綺麗な花嫁にみんな歓声とため息がでていました。
 昼過ぎからさらに東へ向かい、ウィーンを目指しました。途中、渋滞に巻き込まれ、みんな焦り模様。今日は、ウィーン楽友協会黄金の間においてモーツァルト・フィルのコンサートに参加する予定もあります。何とか夕食も無事に済み、コンサートに行く人は着替えに大あわて。ドレスアップし大人びた服装で、いざ黄金の間へ。本場の音楽に緊張しながらも、聞き覚えのある曲には手拍子でのってみたり、歌ったり。貴重な時間を過ごしことができました。
ヨーロッパ研修も実質今日が最終日、しっかり見て聞いて感じよう。 ウィーンは、ハプスブルグ家の帝都として発展した街です。ハプスグルグ家と言えば、ヨーロッパ王家のほとんどと深い縁を持つ名家です。その広大な領土から、膨大な富や優秀な人材が流入し、世界でも希な文化的で美しい都になりました。帝都の崩壊に伴う第一次世界大戦後の人口減少により街は昔のままに残され、世紀末の優美な雰囲気を今に伝えています。
 ウィーンでは、モーツァルトも結婚式を挙げた「シュテファン大聖堂」や、ハプスブルグ家の夏の宮殿「シェーンブルン宮殿」に足を運びました。 「シュテファン大聖堂」では、朝のミサに参加することができ、厳かな雰囲気とパイプオルガンの奏でる音色、合唱団の澄んだ声に感動し、身も心も洗われたように感じました。 「シェーンブルン宮殿」は、マリー・アントワネットの母マリア・テレジアが現在の壮麗な美しい建物に改造したそうですが、まさに帝都時代の優美な世界がそのまま残されていました。残念ながら内部は撮影禁止。目に焼き付けるとともに、外観と広大な敷地の庭園を。 また、旧市街をぐるりと取り囲むリンク周辺をたどりました。王宮周辺からウィーン市庁舎、国会議事堂、博物館とそれぞれの建物と街全体が博物館でした。ベートーベン博物館では、ベートーベンの遺書や楽譜を見る事ができました。そしてオペラ座では、厳格な雰囲気に息をのみ、歴史と音楽の文化の融合を感じました。 最後に集合墓地に向かいました。ここにはベートーベンやバッハ、ヨハンシュトラウスなど多くの偉大な作曲家のお墓があります。私たちはここで「窓の外には」を歌いました。緊張した雰囲気の中、心をこめて歌うことができました。また、今年の吹奏楽コンクールA部門の自由曲「メリー・ウィドゥ」の作曲者であるレハールのお墓にも行きました。良い演奏ができますように…。 ヨーロッパ研修最後の夜は名残惜しく、この一週間の出来事を思い出しながらベッドに入りました。明日はまた4時起き…。頑張ろう。
 
4時に起きて全員ロビー集合完了。…バスは?急遽タクシーにて空港に向かいます。久しぶりに出国手続きを行い、トランジットのためフランス:シャルル・ド・ゴール空港へ。慣れた感じで空港内を歩き、日本行きのフライトの搭乗口の辺りで自由時間。というのも、1・3年生と2年生の2グループに分かれてしまったため2年生は2時間の自由。おみやげや自分への想い出を探してどっさり買っていました。
 さぁ、空路日本へ!11時間の長旅ですが、目を覚ましたら日本。暑いだろうなぁ。  …やっぱり蒸し暑い。予定よりも遅れての到着のため、少し急ぎながら新幹線で無事帰岡。 今思い返しても重厚な西洋文化に圧倒され続けた旅でした。でもしっかりヨーロッパを堪能した旅でもありました。ありがとうございました。

 

 


[▲このページのトップへ]
*
学校案内 | 受験生の皆様へ | スクールライフお知らせ 教員紹介 教員採用校友会サイトマップ
*
≪お問合せ≫ 明誠学院高等学校 〒700-0086 岡山市津島西坂3丁目5-1 TEL086-252-5247
Copyright 2005 meisei All Rights Reserved.