10月21日(火)、講師として、邑久光明園から屋猛司(おくたけし)先生をお呼びして講演をしていただきました。
講演では、ハンセン病の歴史やハンセン病を患った方たちに対する国の政策についてはじめに述べられました。感染力が非常に弱く、罹患したとしても治癒する病であると分かった後でも国による隔離政策が続いていたこと、中にはハンセン病であると間違って診断されて隔離政策の対象になった方も多くいたことも教えてくださいました。
その後、邑久光明園での実際の生活の大変さやその中で出会ったハンセン病患者の方を災害から助けて命を落とした看護師の方について語っていただきました。
最後に、屋先生は生徒からの「コロナ下でも差別があったが、今後差別を防ぐためには何が大事か」、「邑久光明園の監禁室はなぜ残しているのか」などといった質問にも快く答えてくださいました。
生徒たちは、屋先生のお話に真剣に耳を傾けながら、配付資料を通してハンセン病や差別の歴史への理解を深めました。今回の講演を通して、差別や偏見のない社会をつくるために自分たちにできることを改めて考える貴重な機会となりました。
屋先生、貴重なお話をありがとうございました。






